はじめに
前回、サウナハット素材として超絶メリットを持つであろうセームタオルを使って、サウナハットの試作品づくりに取り組みました。実際にやってみると普通の素材より縫付けが難しく苦戦したものの、なんとか試作品1号が完成しました。
今回は、この試作品1号を実際にスーパー銭湯で使ってみてどうだったか、について書きたいと思います。
サウナハットの重量を計測
行って帰るまでが遠足のように、サウナ体験も家から出て帰ってくるまでが重要です。初回の記事で、普段使いのサウナハットの課題の1つとして「荷物が増える」という点を挙げました。
じゃあ実際にどれくらいの重さがあるんだろう、ということでフェイスタオルやサウナハットを計測してみた結果がこちら。

フェイスタオルが82g、フェルトのサウナハットが103g、リネンのサウナハットが77gということで、タオルとサウナハットの両方を持っていくとすると、約160~180gになります。加えてバスタオルも持っていくと、さらにかさばるし重くなります。。
そして今回のセームタオル生地でのサウナハットの重量は

36g!!!(乾いている時)
サウナハット単体では半分以下の重さに。更にフェイスタオル兼バスタオルとしても利用するので、持ち運ぶ重さとしては1/4~1/5 にまで軽量化できました!
(ちなみに濡らして絞った状態だと76gとなりました)
現場(スーパー銭湯)での気付き
次に実際にスーパー銭湯で使えるのか、少し迷ったものの、なるようになれとタオルを1枚も持たずに、試作品1号だけバッグに入れて行ってきました。(実際に行ったのは4/24、緊急事態宣言前)
そして、、普通に使えました。というか、めっちゃ便利!!!
初回の記事で、机上の空論かもしれないけどこんなメリット・効果があるのでは?と書いていましたが
- 1つで3役をこなすので荷物が減る(サウナハット+浴室内フェイスタオル+湯上り後バスタオルとして使える)
- 使用後に軽く絞るだけである程度乾くので持ち帰りが楽(気になるならタオル感覚で、ビニール袋につっこんでおくだけ)
- 浴槽に毛のような生地が落ちる心配がない
- 近所の銭湯サウナで恥ずかしい場合は、畳んで手に持っておけばフェイスタオルにしかみえない。サウナ室に誰もいない時や、一番後ろにいて誰からも見えない際にサウナハットとして使う
全て仮説通りでした。そして、さらなるメリット・効果として
- ジーンズの裾みたいにサウナハットをロールアップできるので、ハット被りの深さを調整しやすい。(なのでもっと深めの作りにして良さそう)
- 頭にただ置くだけより安定感がある。水風呂に入る際、タオルの置き場所が無くても(特に浴槽の水が溢れるタイプ)、頭に被ればいい(頭にタオルを乗せるだけだと、先っぽが浴槽に垂れちゃって「ああー!」みたいな悲劇がたびたび起きていた)
- 手をサウナハットに突っ込む(ミトンみたいに)ことで体を拭きやすい
と、個人的にはサウナハットをロールアップして使えるのが大発見でした。もちろんメリットばかりではなくデメリットもあって
- 外気浴の際、タオルならお腹から大事なところまで隠せるけど、サウナハットだと大事なところしか隠せない
- 背中を拭きずらい。(タオルだと垂らして拭くところも、手を伸ばして拭くことになるので柔軟性が必要)
この辺はやっぱりタオルの有利な点ですね。
という訳で今回は、実際につくったサウナハットの試作品を現場で使ってみました。Qだけにどんでん返しな構成にしたかったのですが、うまくいって拍子抜けでした。ただ、こんなに便利だと思ってなかったので、自分でもビックリ。ある意味サードインパクト!
次回は、今回の気づきを元に改善し、それを実際に販売することにチャレンジしたいと思います。今回も読んでいただいて本当にありがとうございました。
続き↓
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